江戸のラブホ

~江戸時代の不倫カップルはどんな場所でエッチしたのか?~
現在、不倫カップルがセックスをする場所といえば、ラブホテルと相場が決まっています。
では、そんな便利な場所がなかった江戸時代、不倫カップルはどんな場所を利用していたのでしょうか?
じつは、当時もちゃんと「ラブホテル」があったのです。
そこは「出会茶屋(であいぢゃや)」と呼ばれたもので、神社やお寺、観光地の近くに数多く作られていました。
たとえば現在、東京・湯島にはラブホテルが多い事で有名ですが、これは出会茶屋の伝統を色濃く受け継いだものなのです。
江戸時代、上野の寛永寺に近いこの場所に、数多くの出会茶屋があったのです。
そういや出合茶屋は、表向きは、名物のお菓子や料理を食べる休憩場所となっていましたが、実態は人目を忍ぶカップルの常時の場所だったそうです。
そういう出会茶屋をめぐる情景は、艶句集(えんくしゅう)である「俳風末摘花(はいふうすえつむはな)」などでよく描写されています。
たとえば、次のような句が掲載されています。
「出会茶屋 泣き叫ぶのが 耳に付き」
外まで、女性の喘ぎ声が聞こえてきたのでしょう。
出会茶屋が、ただお菓子や料理を食べる場所でないことがよく分かります。
ただし現代とは違って、江戸時代には不倫がばれてしまうと、姦通刑となり、妻のいる男性、夫のいる女性が不倫してしまうと、死罪まであったのです。そこで「俳風末摘花」にはこんな句もあります。
「出会茶屋 あぶない首が 二つ来る」
見つかれば死罪と分かっていても、出会茶屋を利用する不倫カップルは後を絶たなかったということです。

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